2018,02,01

京都にてシンポジウムに参加

 シンポジウムがあって京都に行きます。と、言うと「えーうそ?」という目で見られるかまたは「はいはい、あくまでもお仕事ね」などのように茶化される。まして宿泊でといえば。昨日から今日にかけて全く観光ではないのです。ほんとです。駅のそばの会場にいただけの2日間でした。京都の「環境市民」と言えば全国に会員を持つ老舗の立派なNPO法人で22年前頃から私はここの会員として「全国環境首都コンテスト」にも幹事団体として参加してきました。綾瀬市も10年間このコンテストに参加し環境行政を磨いてきました。地球環境基金などから補助金を得て今は「環境首都創造ネットワーク会議」を主催。NPO,NGOと地方自治体とのネットワークで地球環境問題にとりくみ地域から環境政策を考え行動していこうとしています。この2,3年あらゆることに忙しくなりしばらく活動に参加できなかったのですが、今回のテーマは特に関心もあり、最近の綾瀬市の環境行政におおきな疑問があるため、有識者の意見や現在の先進市の取り組みを知りたいと思いいくつかの用事を調整してでかけてきました。
 その結果唖然とするようなショックに見舞われました。進んでいるところはとんでもなく進んでおり、各界の方からお聞きした内容には目を見張るばかりです
 名古屋大学特任准教授の杉山範子先生からはヨーロッパにおける政策プログラム「首長誓約」によって多くのEU諸国が地球環境保全のために2030年までにCO2を40%削減することや日本でもそうした活動がはじまりその取りまとめを名古屋大学が担っているというおはなし。
 北九州市環境局 では環境首都のグランドデザインとして「SDG2を実現するまちづくり」を掲げ、真の豊かさとは何かを追求する具体的行動をはじめました。また、地域政策デザインオフィス代表の田中信一郎さん世田谷区の41保育園を高遠の水力発電買うことですべて自然エネルギーでまかなっていること、法政大学教授サステイナビリティ研究所の白井信夫教授からはこれからの都市マスタープランには気候変動の影響を盛り込む位置づけをしないと単なる対症療法のような政策や事業になりかねない、との指摘などなど。これらのことをかみ砕いて綾瀬市が今後めざすべき環境行政はどのように組み立てていけばよいのか、、、、、、。まずはこの報告からはじめればよいのか。心は乱れます。