2018,06,15

一般質問をしました。

今回は大きなテーマとしては2つ。
①綾瀬らしさの追求のために、と題して 綾瀬は駅が無い、有名な名勝地が無い、などの理由で近隣他市に水を開けられていると、思っている人が多いことは事実です。だからこそ綾瀬市でなくてはできないもの綾瀬だからこそのすばらしさを市民みんなが実感し、綾瀬を好きになってもらうために本物の「綾瀬らしさ」をぐいぐいと追求していくことが求められると、私は考えています。綾瀬にすでにある魅力や潜在的な能力をもっと磨いて表に出して行く必要がある、という思いから今回は「ものづくりのまち」としての綾瀬と、環境都市としての姿勢をただしました。

 綾瀬市は中小企業の集積率が県内4位と高く374社の企業が存在し、その中身は本当に技術的にすぐれたものです。ギターのスレッド部品では世界的なシェアが50~70%もある会社や福島原発の内部調査のためのロボットを作っているところなど指折りの企業がたくさんあります。
 又さらにすごいのはこうした企業に対し徹底的な現場主義で指導、助言、相談などをワンストップでおこなっている我が市の工業課のメンバーです。賞賛に値する仕事ぶりですが私はここにさらに富士市のエフビズ、岡崎市のオカビズと呼ばれる中小企業のビジネス支援センターを組み合わせていくことで最強の「ものづくりのまち」を創造できないかということをききました。
 市長もものづくりのまちのためにさまざまな構想を実現しており、たとえば市内中小企業をひとつの工場とみなして「綾瀬工場プロジェクト」構想から市内企業全体で合同入社式を実施、さらに研修会を継続し同期生として会社はちがってもなにか一つの成功をめざしていけるようなものになれば、という考えですすめていて私はこのことも大きく評価しています。
 そこで今以上にみがきをかけ日本国内に於いても評価をしてもらえるような、いろいろな仕掛けが必要では?といくつかの提案をしました。ビジネスセンターが無理ならそれ的なアウトソーシングだったり専門家の誘致であったり、PRの方法や考え方など今以上の飛躍を求めてこれからも質問していきます。職員ががんばってます!今回の質問はそこが表に出せてよかったと思いました。あやせっこたちが東京や横浜にばかり目を向けないで市内の企業に就職し、綾瀬に住んで家庭を持ってもらえるような循環ができるとうれしいなと思います。そのためにはもっと知らせていくことが必要ですね。

 綾瀬市はかつて「日本の環境首都コンテスト」に10年間参加し表彰もいくつか受けて「環境都市」としての推進を図ってきました。ここでSDG2(エスディージーズ)と呼ばれる国連のすべての加盟国が合意した「限りある地球の資源を世界中の人が公平に利用し未来に残していくための17の目標」について他市にさきがけ市のあらゆる政策に取り込んでいくべきではないか、ということを提案し総合計画、環境基本計画の見直しのなかでしっかりと位置付けしていくことをおこたえいただきました。

 最後に 議会と職員が問題の解決を共有しているかどうかについて聞きました。一般質問で聞いたこと、市長や部長に答弁してもらったことがその当該の課の職員が把握し問題解決にむかっているのかということが疑問に思われることもあり、問題や課題の共有についてききました。委員会での質疑、各会派からだされる予算要望なども含めて議員からだされた問題課題は政策につなげる必要があることから、部局長を筆頭にチーム対応ができるようにしていきたいとのお答えをいただきました。

一般質問は議員が市長の政策をただすことのできるたいせつな場であり議員の責務です。大事な場にできるよう、がんばっていきます。