2020,08,29

安倍総理辞任

 最近の総理の顔色を見ているとどこか悪いのでは?と思っていたが「やはり」改めて安倍政権のやってきたことをふりかえってみたい。功罪ということでいうと「功はなんだろうか」とためらうものがある。「外交」というひとがいる。しかし拉致問題は進展しなかった。といより解決したいという死ぬほどの熱意は感じられなかった。「トランプ大統領におねがいした」、というのもそんなひとまかせなやり方がつうじるものだろうかと、不思議に思った。北方領土問題も、、、、だった。「さあウラジミール、私たちは同じ未来を見ている」という言葉を投げかけたがプーチン大統領はポカンとしていた。アメリカ外交は武器を爆買いさせられることに。日米安保の必要性はあるもののなんだかトランプにしてやられている感じ。「森かけ桜」については検証もされずこのまま幕引きを図るとしたら許されないと、思うのだが。私が最も悲しく思うのはアルカイダに拉致されて殺されてしまったジャーナリストの後藤さんのことです。暮れから新年にかけて後藤さんの安否を多くの人が心配していた。何とか助けられないかと固唾をのんで見つめていたが残念な結果に終わった。「テロリストと取引はしない」、と安倍さんは言っていてそれはそうかもしれないが他の国では記者や民間人を何人も救出してきている。私が悲しく思ったのは後藤さんの安否が気遣われているその折も折、夫人とともに都内のホテルに宿泊し映画にミュージカル、コンサートに連日興じていたというその神経,感覚、意識に対してです。そののち国会でそのことを指摘されると「私にも休養が必要です」とこたえていたがもし、私が総理大臣なら日本国民のひとりが拉致されて明日をもしれない命の瀬戸際にあるときに遊び歩くということはできない。「テロリストと取引はしません」と割り切れるものではない。また、一般のホテルに総理大臣が宿泊するとなればその警備は半端ではない、と聞く。しかも暮れから新年にかけてとなれば警備陣も休みも欲しいときではないか、せめて総理公邸にいるならばでかけるとしても警備は縮小できる、かつての村山総理は「そういう時はみんなも大変だから私は公邸にいるよ」といわれていたそうです。
 私はこの1点だけでも安倍総理が「国民のために仕事をする人」だとは思えなくなりました。その後のこともやはり、と思うことが多かったです。次の総理には人間としてまっとうな人。国民のために仕事をする人、公正さと民主的な進め方をする人。になってほしいです。