2022,04,25

母の遺品のかたづけ

 昨夏亡くなった母の遺品の片付けに妹二人と何度か実家に通っています。遺品といえばささやかなものを感じますが、母の残したものは想像を絶する物の洪水でした。弟の一家がその後の家に住まうのでしっかりと片付けて部屋をあける必要があるのですが。着物を集めるのが趣味だった母はタンス10棹がほぼ満員状態。振袖、訪問着、羽織、袴、、、に加えて着物には長じゅばん、肌襦袢、帯、小物が必ず必要となると捨てるわけにもいかず、フリーマーケットや着物を引き取ってもらえるところを探して四苦八苦。そのほかにも生地や毛糸、様々なものがあふれていて生前「物のない時代に生きてきたから貯めるくせになって」と言っていたことを思い出しました。ふと自分をふりかえると不必要なものにたくさん囲まれて生活していることに気がつきます。終活という言葉を最近よく聞くようになりました。しみじみと思う今日この頃です。