2018,04,22

ふたつの勉強会

 東京江東区「リトルトーキョー」で開かれた「中小企業支援のあたらしい形」を追求する愛知県岡崎市のビジネスサポポートセンター「岡bizu」の責任者秋元さん。私は岡崎市の生まれなのでこの情報を得たとき「岡崎の?」というところでおおいに興味をひかれた。秋元さんの話は主に事例を中心としていて具体的でわかりやすく私にはなつかしい「岡崎弁」の話しぶりに時間を忘れるほどでした。地域を活性化するためには「仕事があって儲かることが大事、そして既存の中小企業を支援することが最も大事」というコンセプトで神奈川県内4位の中小企業の集積がある当市にとってまさに必要な政策だと思いました。
 そうした企業のなんと6割以上の人が経営に関して「相談相手がいない」という事実。相談に乗り、強みは何かを探し出すのが「ビジネスサポートセンター」の役割。ほとんどの経営者が「あたりまえ」にやっていることが実はとても強みだったりする、ということを探しだし「廃業の相談」に来られた写真館のひとに「高齢者むけの生前遺影の撮影」をおすすめしたり、「鉄鋼材なら何でも3日で切断できます」という会社には「超高速切断」のキーワードで全国に発信したり、というアドバイスを日々おこなって実績を積み重ねている。おもしろい!と思いました。もともと富士市ではじめたことがいま全国に広がろうとしています。