2020,07,26

アルマジロと感染症の関係

 今日のTBS「サンデーモーニング」で興味深いニュースをみました。1970年代ハンセン病と戦うためにワクチンの開発がすすめられていましたが菌やウイルスを増殖させるための培地がなかなかみつからず苦労していたところハンセン病にかかる人は比較的に低体温であることがわかりました。動物を調べてみるとサルやネズミは38度~39度の体温に対しアルマジロは35度ということで早速植えつけてみると劇的に増殖し治療への道筋がついたそうです。このことで何が言いたいかというと地道に積み上げられた「基礎研究」の礎が大切だ、ところが国は基礎研究に対する経費を削り続けており大学への運営交付金はこの10年で1600億円も減っている。成果重視の競争的資金や軍事の研究には予算がつく。短期間では成果の出にくい基礎研究の費用は削減するべきではない。
 本当にそうだと思います。研究者も予算の無い中では「食べていけない」といってやめる人も多いとの事は今までにも耳にしてきたことです。大丈夫かなぁ日本の未来。