2017,05,12

研修に行ってきました。「地域包括ケアの新しいとりくみ 共生型福祉施設」


 株式会社」東京福祉総合研究所 代表 本井 俊一さん
 医療・介護・福祉・保育の調査研究、コンサルティングをてがけている方です。これからの高齢社会の問題はすでに多くの問題が指摘され情報は余るほどだが今回また豊富な資料を駆使しての説明を聞き、具体的な問題を考える機会となった。①介護施設の不足②介護職員の不足③低所得高齢者④独居高齢者⑤認知症高齢者⑥孤独死⑦多死時代問題は「高齢化率」ではなく「高齢者人口の増加」であり、高齢化による社会問題(自殺・殺人・介護虐待)看護や看病疲れによる問題も深刻となっている。
 高齢者の終の棲家をどのように考えていくべきか。いわゆる高齢者のための施設だけでは足りない。国土交通省と厚生労働省が合同チームで「空き家を活用した施策を準備中」また、「共生型福祉施設」という新しい提案 それは多機関の協働による包括的支援体制を構築すること。高齢者のみでなく障がい者、児童も含めた福祉サービスを総合的に提供できるもの実際に金沢市の「シェア金沢」江戸川区などで地域というフィールド上に分野を問わず横断的なとりくみで新しい時代に対応した福祉の提供ビジョンが実践されている事例を紹介されました。ハコモノとしての施設整備が必要ですがそこに至る前にまずはたてわりになっている分野を調整し幾つかの部課を全体的にコーディネートしていくことが求められます。今事例を見学視察してみたいと思いました。