2020,05,05

映画のビデオ30本

 自粛生活のおかげで毎日映画と読書ざんまいの日々。自粛が始まってから30本の映画をみることができました。いい映画がたくさんあってケーブルテレビの効用を実感しました。
 韓国民主化運動の「1987年 ある闘いの記録」ものすごい弾圧の中で民主化を勝ち取ってきた国民の壮絶な実話。同じく韓国「光州事件」で知られる「タクシー運転手」最近の映画で主役を演じたソン・ガンホ[パラサイト」でも存在感のある役どころ」だったがドイツから来たジャーナリストを光州へと乗せていく運転手のなんともリアルな演技にはひきこまれました。
 300年統治してきたインドを主権独立させるためにイギリス最後の総督マウントバッテン「英国総督の家」500人の使用人、34の大広間、10の食堂。マウントバッテン教卿は常に民主的な考えと方法でインドの独立を成し遂げようとするもののヒンズー教とムスリムの対立は各地で」大規模な暴動により何10万にんもの犠牲者を生みついに、インドとパキスタンに分離。何もかもが8対2にわけられることになる。総督の家でも楽器やティースプーン、蔵書や百科事典、花や木までが分割された。この分権独立の背後には石油供給の安全保障のためにチャーチルの思惑があったという。歴史に翻弄されていく国民の苦しみを知り、インドとパキスタンの国のなりたちを知ることができた。考えてみると全部実話がもとになっている映画でした。つまり事実はそうした重さがあるってことですよね。ぜひ、機会があったら見てください。